「田ノ岡三郎のアコーディオン室内楽VOL.35」

2006年6月10日に東京は中野にある「ブライト・ブラウン」というライブハウスで開催された「田ノ岡三郎のアコーディオン室内楽VOL.35」を聴いてきました。

 もう数を重ねて35回になるんですね。ここでいつもサブロウ氏は新しいレパートリーを試したり、いろいろな方とセッションをしたり、かなり実験的な試みをするので興味深いライブです。

 これは新たなパートナー、ヴィクトリアのグランド・ポエタというアコーディオン。ピアニシモでもきちんと音が伝わるのに驚きました。どこからともかく、という感じではなく、ちゃんとアコーディオンから出ていると分かる、まっすぐな音。繊細だけど脆弱ではない音色です。木目のボディもなかなかいいですね。バイオリンのようなサウンドホールもおしゃれ。

自分で主催しているライブなので、MCも自分でこなす
サブちゃん。しかし毎回、あまりトークの内容は考えて
いない模様。この日はワールドカップ開催日と重なって
いて無理矢理サッカー話をしたのはいいんですが、
「今日はイングランドとパラグアイですか?パラグアイ
ってゴールキーパーはまだチラベルトなんですか?」
・・・懐かしい名前を聞いたわ(笑)。

第一部、ソロ演奏の後で、ゲストの「かわちゃん」ことカワムラさんとセッションをはじめました。かわちゃん、なかなか和める歌声です。中野が沖縄になりました。

休憩を挟んでもう一組のゲスト「たゆた」の
皆さんとセッションをする光景。西東京の話
でやたら盛り上がっていました。

最後はみんなでボブ・マーリー「ノー・ウーマン・ノー・
クライ」を歌い演奏。

アンコールタイムはソロ演奏。オリジナル曲「夏の想い」、そしてスタンダードの「ムーンリバー」を披露。
最後までじっくり聴かせました。ちなみにこの日は他にソロ演奏で「酒とバラの日々」「アドリエンヌ(オリジナル曲)」「レビラート(ピアソラの曲)」「ステラ・バイ・スターライト(星影のステラ)」「パリの空の下」などを披露。アイリッシュの曲(タイトル不明)までやっていましたが、北欧(スウェーデン)の方が客席にいらっしゃったものの、北欧の曲が咄嗟に思いつかなかったので、「近い」という理由でアイリッシュに。近いか?(苦笑)

 新しいアコはサブちゃんの繊細な音色をより正確に表現するのに貢献しています。今までのふんわりした音色から、音の粒を組み合わせて点描画のような演奏となる表現もまた新たな魅力が感じられました。



inserted by FC2 system