ミュゼットフェスティバル〜ポワソン・ダブリル
2006年4月1日大阪KNAVE(ネイブ)

 かとうかなこさんの新譜「ボナペチ!」発売記念を兼ねたイベント「ミュゼットフェスティバル」が4月1日に開催されました。フランス語でエイプリルフールのことを”poisson d'avril"(4月の魚)と言いますが、その表現をタイトルに使ったこの催し、どんな感じだったのでしょうか。
 会場となった「ネイブ」へ会場少し前に到着すると既に行列が。100人限定を予定していたところチケットはソールドアウトでキャンセル待ちも出たのだとか。アコーディオンのイベントで大々的に宣伝しているわけでもないのにここまでお客さんが集まるというのは凄い。
ロビーにあったアコーディオン。実は今回のかとうかなこさんの新譜は購入特典がありまして、最高は1名だけですがこの「ボナペチ・アコーディオン」が当たるのだとか。かなり注目を集めていました。











かとうかなこさんのアルバム特典らしく、ボタンアコです。

アコーディオンの横にミニカーが。アルバムにも登場し、SEでも使われているフランスの大衆車「ルノー4(キャトル)」です。このアルバムの撮影で4が使われたという話を聞いたので私が昨年差し入れをしたミニカーそのもの。かなこさんが好きだというオレンジ色のボディのを探したのですが、こうして使われているのを見るとさすがに感激です(涙)。隣にはミニアコのオブジェも(ちゃんと蛇腹が開閉します。音は出ませんが)。











 さて、まずは歌手の大上留利子さんによる「パリの空の下」で始まり(かなり上手かったです)、玩具利音(がんぐりおん)の登場。トランペットとアコーディオンの組み合わせ。「虐げられたしいたけ男」などキノコに因んだ曲を披露。「今日はミュゼットフェスティバルだそうですが、実は密かに<キノコ祭り>なんですよ」と語っていました。
 つづいて登場したのが「まりも&きのこ」。あ、ホントにキノコの日(笑)。軽やかにオリジナル曲を演奏しました。アコ2人組というだけでも珍しいのに、2人ともボタンアコ。嬉しいです。
 小休止を挟み、京都の「ザッハトルテ」が登場。いきなりウエッコの手品が炸裂するも失敗(笑)。演奏が素晴らしかったからまあいいや(苦笑)。この日はさすがライブハウスだなあと感じさせるほど音の抜けが良く、特にヨース毛(チェロ)の繊細な音がクリアに伝わってきたのでザッハ本来の魅力が存分に感じされる出来。手品で滑ったウエッコですがトークは大当たり。「今日はなぜかキノコの日だ、と楽屋で盛り上がっていたんですが、実は僕の芸名<ウエッコ>は東北地方で<本しめじ>の意味なんだそうです」とキノコつながりトーク。そして、かとうかなこさんに対抗して「本日僕たちのCDを買っていただいた方にはアコーディオンをプレゼント!」と勢いだけで宣言(笑)。さすがに無理ですそれは。「仔象のダンス」から「私たちの宝物」「ウィークエンド・デリ」「蛇使いとお姫様」とおなじみのレパートリー。凄みがあった。
 そして「ミュゼットジャズバンド」の登場。アコーディオンの津田兼六さんは小さなエキセルシャーのボタンアコ。しかし切れ味の鋭いタッチで華麗に軽妙にミュゼットを弾いてゆきます。見とれてしまいました。その卓越した演奏とトボケたトークが好対照でかなりの反応。
 最後にかとうかなこさんがいつものメンバーで登場。新譜の収録曲を、シャロン・フレールのボタンアコ(通称イクラ)中心に演奏。「ラ・プラージュ」のワルツバージョンはなかなか秀逸。「今日はいい朝だよ(仮)」という新曲も披露しました。
 エンディングは全員で「スタイル・ミュゼット」を演奏。ザッハのトマル氏の演奏はかなりウケていたなあ。確かに凄かったです。アコ組は弾きながら中央通路を歩いて退出、という演出。3時間があっという間でした。

 終了後、ロビーでCDサイン会開催。ザッハトルテはかなりの人気。
 ←サイン責めでいささかお疲れのザッハトルテ。













                                            次から次へとサイン依頼が殺到↑。

かとうかなこさんのアルバムは飛ぶように売れていました。やはり人気が高い。ボナペチ・アコの競争率は
高くなるかも。











サインをいただきました。→













かとうかなこさんから説教を食らうウエイター、ではありません。サインをお願いしているウエッコ、の図です。この後握手もしてもらっていましたが、終始緊張気味でした(笑)。

第二回も予定しているのだとか。ミュゼットフェスティバル、大阪に根付くといいですね。
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