ザッハトルテ隔月お食事ライブ@Cafe Dufi
with イノウラトモエ(2006年3月25日)

 名古屋では恒例となっている、京都のユニット「ザッハトルテ」お食事ライブが今年も奇数月の第4土曜日に開催されています。今回は学生時代からザッハのメンバーと一緒に音楽をやっていたウラトモエさんがいるクレズマー女子三楽坊「イノウラトモエ」をゲストに招いてのライブとなりました。

先日発売されたばかりのファーストミニアルバム(4曲入り840円。残数わずかなので直接メールでご注文を)。イラストはご存知渡部麻由美画伯。イノウラのサイトから「渡部麻由美画館」へ飛ぶと、その素晴らしい作品群が見られます。
 ちなみにこのジャケットは「キャッツアイ」をイメージした全身タイツ姿だそうです。やりたいとイノウエさんはおっしゃっていましたが、本当だろうな(笑)。

 ちなみにクレズマーとは簡単に言うとユダヤ民族のダンス音楽のことで、物悲しい音色が多いものの結構ダンサブルでノリが良く、楽しいなあと感じる曲もけっこうあります。




イノウラトモエは2005年12月にも鈴木亜紀さんのゲストで(ウラさんとイノウエさんの2人だけでしたが)デュフィに初登場(初名古屋でもありました)。その時は日帰りでライブ途中から抜けて名古屋駅へ向かう慌しさだったのです、今回はホテル一泊付きの割と余裕あるスケジュール。
 デュフィに到着してまず驚いたのはカノウサワコさん(ドラム)も来名だったこと。そうか3人でやるのか、と感慨に耽っているといきなりウラさん(クラリネット)から「あのー、イノウエさん(アコ担当)から聞いたんですが、今日って既に手羽先の店を予約してあるんですか?」「???」「・・・じゃあイノウエさんの勘違いですね」
イノウエさんに確認すると「じゃああれは夢の中での出来事だったんですね」・・・そうです(笑)。
 しかしいつの間にかウラさんが手羽先の店を予約していたことが後で判明。結局行くわけね(笑)。

さて、まずはイノウラトモエからスタート。CDにも入っている「フレイレフ・ザイン」からスタートし、「フレイレフ」「ハレルヤ」などを次々披露。ウラさんがクラリネットを吹く傍ら大声量で歌うと会場から拍手と手拍子が。名古屋ではかなり珍しく早い段階で手拍子が沸いたなあと驚きました。かなりインパクトがあった証明だと解釈しています。

 ちなみにイノウエさんは寡黙なままひたすらに確実に演奏。ライブ前に近所の山本楽器さんでローランドの「V−アコ」を試し弾きしたそうで、「楽しいですわあれ!」と大喜びしていました。カノウさんは吉川ひなのにも似ていますが、結構バシバシドラムを叩きます。なかなかうまい。




 イノウエ1・イノウエ2という、フュージョンっぽい感じの曲が続いた後で、「ハヴァ・ナギラ」。ウラさんが朗々と「ハーバー、ナ〜ギ〜ラ、ハーバー、ナ〜ギ〜ラ」と歌い始めると会場の熱気がぐんと高まります。一転激しい演奏に変わり、トップスピードのままエンド。場内から大喝采。そりゃそうだろう、この手の演奏は名古屋じゃなかなか聴けないスタイルですから。
 アンコールは「ドナドナ」。ウラさんが歌い、「はい、皆さんご一緒に!」と言われましたが「ドナドナ」を合唱か(苦笑)、と思っていたらガラリとアップテンポの演奏に。そのまま突っ走り終了。演奏後にCDが売れた売れた。完売だそうです。「もっと持ってこれば良かった」「これで手羽先代になる」とのことでした。


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